検証可能AI

検証可能クレデンシャル (VC)

Verifiable Credentials — VC

W3C Verifiable Credentials Data Model が標準化する、第三者検証可能な属性表現フォーマット。発行者 (Issuer) が主体 (Holder) に対して属性を発行し、検証者 (Verifier) がそれを暗号的に検証する三者モデル。

定義

VC は属性 (claims) の集合に発行者の署名を付した、移送可能な属性証明。JSON-LD / JWT / CBOR-LD などのシリアライズ形式があり、発行者・主体・有効期限・撤回方式がすべてフォーマットに組み込まれている。W3C VC Data Model 2.0 が 2025 年に勧告化された。

主体は DID で識別されることが多く、VC と DID は W3C の "Verifiable Data Model" としてセットで設計されている。EU の eIDAS 2.0 / EUDI Wallet も同枠組みを採用しており、規制側からの後押しが進む。

VC は単純な属性記録ではなく、第三者検証性を仕様レベルで担保する。発行者の署名検証、撤回状態の確認、有効期限の検証が、検証者側で独立に実行できる。選択的開示 や ZK-SD-VC を組み合わせると、属性値を開示せず満たすことだけを示せる。

Lemma Oracle での実装

Lemma Compliance では、顧客属性 (KYC 結果・地域・業種・取引可否) を VC として発行する。発行者は自社ドメインで運用する did:web エンティティ、検証者は取引先や監査機関。証明書ファイルを渡さずに、VC とその ZK 派生で属性適合を示せる。

Lemma Civic では、住民票・各種証明書を VC 形式で発行することで、自治体 DX における「証明書を渡さず属性だけ示す」運用が成立する。検証者は VC を Trust402 経由で機械検証する。

VC は EU AI Act 第 12 条 (記録保持) や ISO/IEC 23894 (AI リスクマネジメント) の証跡として組み込み可能。Lemma は VC + ZK + プロヴナンスチェーンを一括で提供することで、規制適合を自動化する。

始める

属性証明を、規制と整合する標準で運用する。