A2A
AI エージェント同士の通信・連携を標準化するオープンプロトコル。Google が 2025 年に提唱し、2026 年に Linux Foundation 配下の独立プロジェクトへ移管された。
定義
A2A は三つの基本要素で構成される。(1) Agent Card: エージェントが自身の能力を JSON で宣言、(2) Task: エージェント間でやり取りする作業単位 (ライフサイクルを持つ)、(3) Transport: JSON-RPC 2.0 over HTTPS + Server-Sent Events で実装。
2026 年時点で 150+ 組織が支持を表明 (Microsoft, AWS, Salesforce, SAP, ServiceNow, Workday, IBM など)。v1.0 安定版でマルチプロトコル対応・エンタープライズ向けマルチテナント・近代化されたセキュリティフローを搭載。
MCP がエージェントとツールの接続を扱うのに対し、A2A はエージェント同士の対等な協調を扱う。両者は補完関係にあり、現実のシステムでは併用される。
Lemma Oracle での実装
Lemma は A2A プロトコル上で動くエージェントに対し、(1) エージェント自身の同一性と能力宣言を コミットメント で固定、(2) Task の実行履歴を 監査トレイル として残す、(3) エージェント間の権限委譲を ZK 証明 で検証する、という構成を提供する。
金融・公共・規制業務では「どのエージェントが」「どの権限で」「何を実行したか」が事後に検証可能でなければならない。A2A の Agent Card / Task 構造に、Lemma の検証層を直接バインドする設計。
A2A 経由の決済が発生する場合は x402 + Trust402 と組み合わせ、協調・決済・監査の一貫した検証可能チェーンを作る。